2−1)言葉の発生と展開の仕組み

                                              The Mechanism to Derive and Develop Words

 

言葉が発生する背景、

言葉が持つべき条件

などを紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
言葉はどのようにして生まれ、広がったのだろうか。
このことを理解するには 「言葉を使う必要性はどんな時に高いのか」を理解する必要があるんだよ。
 それはね、お母さんとそのあかんぼ(乳幼児)、子供、それと家族やいつも顔を合わす仲間が生活上必要
ことをつたえたり、知ろうとすることから始まるんだ。「生活の為の情報の交換」ということだ。
 そのもっとも重要なことは、自分の子孫を残すことや家族、仲間をいろいろの意味で守り、助けることでしょ?
このことは世界中の人間に共通したことだし、すべての動物や植物にも当てはまることだ。そうおもうでしょ?
  では、その情報交換はどうやって行われるのだろうか。当然、言葉により行われるのだが、重要なことは、
当然のことなのだが、
 母親と子供が、言葉について前もってなにも教えられていない、教育されていない、勉強していない状況
その言葉によりお互いに言おうとすることやその意味がわかる必要があるということだ。
多くの場合、見過ごされているが、これが
言葉の発生の始め、原点を知る上で最も重要で、基本的な条件なのだ。
そんなこと出来んだろうか?ここんとこが肝心なのだ。もうちょっときいていてよね。
 
 ところで、きみきみ、君のお母さんは君に「おしっこをさせるとき何と言ったかね?
答えは「しー」だったよね。なぜしーなのだろ。これはね、おしっこをするとき、その音がしーと聴こえるから
なのだよ。この「シー」という言葉でおしっこをすることになる。言葉が通じた瞬間というわけ。
 ついでに説明するとね、「しー」と、愛称に用いる「こ」(「ねこ」の「こ」と同じ)を合わせて、「しっこ」という言葉になる。
 参考に、日本人には「しー」と聴こえるけど、ヨーロッパ人には「ぴー(peep)」と聴こえるようだ。
 
 痛い時にあげる悲鳴は「あつー」または「あちー」だよね。「いつー」もあったか。なぜかは未解明だが、
悲鳴は「あ」で始まるのは人間世界では共通だ。英語でいえば「ouch(あうち)」。
 
 これらの様に、あるものの音に似せた声を出せば、相手は何を言っているかわかるということなんだ。
仲間で何度も使っているうちにそれが言葉になる。このコラムでは
音に似せた言葉を擬音語といい、声に似せてできた言葉は擬声語と呼ぶことにしよう。
擬音語、擬声語ならば 物や、様子をそれに関連する音により表現できるので、関係する人たちが容易に理解、
認識できる。つまり、言いたいことが伝わるというわけ。
 
 それからね、、学校では教えてくれないけど、この「しー」という言葉は「しー」に似たものを連想させ、「水が関連
するもの」に関係したたくさんの言葉を生んでいる。
 ここではその一部を紹介しましょう。
   「しま(島)注:水に囲まれた場所、間」、
   「しづく(滴):注:水が地に落ちる」、
  「した(下)注:水が落ちた場所」
など もとはと言えば、水に関連する言葉なんだ。
 「し(水)」は生活環境、生活条件として重要な意味を持つ。そのために、地名には「し」と関連した言葉が非常
に多く認められる。別項、「地名の成り立ち」で其のうち紹介しましょう。ほんの数例だけ紹介すると、
 低湿地内の高み:「おし<をし>(忍、押上、押田、忍野)」、「しの(篠原、篠塚、習志野)」、「した、しだ(志田、
志多の海」 、「しらこ、しろこ(白子)」 などなど。
 ほんとかと思うときには、少なくとも、弥生時代の地勢を頭に入れてから研究してください。これも面白いよ。
 
 一方、
しろ(白)」というのは、「おしっこ(特に乳幼児の)」のことで、無色無臭透明のものを意味した。 
白玉」というのは「真珠の玉」と誤訳されているが、本来は無色透明の水晶玉」のことなの。(鹿島神宮
宝物館展示「しらたま」参照)
 現代語でも
しろうと素人)」という言葉に残っているけど、これは、「(なにも経験していない)うまれたまんまの人
の意味なんだ。(「エッヘン、そういや、「素人女」という言葉もあったよな。)
 
 
 
 もっとも端的に表している例は、白木造り」。
その色彩は、現代語に言う「白」ではなく、削りたての木の色で、古びれば濃いこげ茶色になる色相のことだ。
「白木造り」は古い日本語が現代に生きている例で、「無彩色の、木の肌をそのまんまにした建造物」だ。
 
現代語の色相「しろ(白)」は、水面に生じた波を「しろなみ(白波)」という表現から派生したものと考えられます。
 
もう一つ別のの例を紹介しましよう。
 先ほど紹介したけど、痛いときに「あつー」、「いつー」、「いてー」などの悲鳴を上げるでしょ。これらの悲鳴
の内、「つー」とか「とー」とかの部分は、たぶん親が子供が怪我しないようにと願って、これに触ると「つー」
とか「とー」と一所懸命説明したのじゃないかと思う。その結果、「とがったもの」を指すこととなったと思われ
るんだ。「と」は
とげ(棘)」、「とがらす(尖らす)」、「とぐ(研ぐ)」など、鋭利なものを示す言葉の要素となっている。
説明は省略するけど雄鶏の「とさか」も同じ伝でしょう。
 
 このように、似た様子(日本語では「さま」という)を示す言葉を「擬態語」という。
 擬音語、擬声語の説明の項目はそのうち追加するので、その時に、ゆっくり見てください。
 
 長々説明したけれど、このように、言葉は生まれ、広がっていったのだとかんがえられるんだよ。
つまりだ、簡単に言うと、
  「言葉は擬音語、擬声語に始まり、擬態語で広がる」ということなんだ。
   「擬態語」への広がりは膨大な数の言葉を生んでいる。そのうち説明に加えましょう。
 
 

Briefin  in  English is

 N.A.

 

 

 

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