日本語の言い回しのホントの意味 そんなことあるのかネ リストのペイジに戻る |
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115)そんなことあるのかネ いろいろな説明を受けて、「ふんふん」なんて聞き入っているうちにその説明内容にふと疑問が生ずるこ とがありますでしょ?そんなとき、「そんなことあるのかネ」なんてつぶやくことになる。 この「ネ」というのは何を意味するんでしょう。 「ネ」が付かない状態では「そんなことありますか」で、文尾の「か」は疑念を持って考えることを 意味する言葉の要素です。率直に言うと、「そんなことあるのかどうか疑問です」ということになる。として、 「ネ」を付け加えるということは何を言おうとしているんでしょうか。 「言葉を和らげるための表現である」なんて唱える向きもあるが、どうなんでしょ。
ほかにもいろいろ使われている例があり、普遍的な言葉の要素だと言う事がわかります。 「そうかも知れないネ」 「あれは君のお母さんではないかネ」 「二の二乗と言うのは、二と言う数を二回掛け合わせると言う事ですネ」 「赤ちゃんはかわいいネ」 少し表現目的が異なりますが、 「そーじゃねーのかよ」 「しりたかねーのかい」 「そうだよねー」 なんてのも身近にあります。 まだいくらもありますが省略。 これ等の使い方の場合の「ネ」は強アクセントで語られる。もしくは、「ネ〜」と強調するのが特徴です。 じゃー、何を意味するんでしょうか。すでにみなさん気が付いているでしょ?
結論から言うと、「・・ネ」とか「・・ね〜」と言うとき、「ね」ないし「ね〜」は「違いますか。」 と言う事を表現してます。「そんなことはありせぬ」の「ぬ」と同義語で「否定」を意味します。 「そうだよねー」の場合は「そうである。違いますか」を意味し、否定を和らげるべく「ね〜」と変化しているんです。
要するに、「・・ネ」と言うのは、「違いますか?」を意味することが分かります。 「あなた、否定しますか」と言う事です。 不思議なのは、ヨーロッパ語でも、同じ表現が用いられ、文末に「No?」ドイツ語では、なんと、「Ne?」 と使われるんです。「Sie weist es . Ne?」なんて具合です。
「助詞」なんて分類表現では言語の意味するところは説明されません。(どうでもいいかね) 以上 本文 |
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