日本語の
不思議な言い回しのホント意味 |
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41)「もんぺ」と「はっぴ(法被)」
「もんぺ」なんて言ってももうあまり通用しないかもね。「はっぴ」なんてのもどうかしら。
日本語の着衣というか体の一部でも覆うものは「ひ」とか「び」という言葉の要素をもとに成り立ってい
る。「は」もその一つ。もともと「は」とか「ふ」は表面もしくは表面を取り繕う事を意味している。
典型的な言葉は、「ふりをする」。外見をつくろう事。「おおう<おおふ>(覆う)」も同じ。
その言葉の延長が「ひ」とか「び」で、着衣を意味する言葉を作ることになったという訳。
そこで、着衣に関連する言葉の例と由来の紹介。
はっぴ:「はふ」=「は(表面)」を「ふ(覆う)」の名詞形。
せびろ(背広):「せ(背)」を「覆う(ひ)」+「もの(呂)」。
かっぱ(合羽):身体を覆うもの。「か」は「からだ」にあるように「躯体」を意味する。
参照:「かわ<かは>(皮)」は「か(からだ)」の「は(表面)」を意味する。
はかま:腿に付けるもの。「はか」は「はく」の音変化。
もんぺ:もも(腿、股)をおおう<をふ>(覆う)もの
ももひき(股引):腿を覆うもの「ひく」。「もんぺ」との差異は未解明。
たび(足袋):「あし(足首から先を「た」と称する)」を覆うもの。
てぶくろ:「て」を「ふく(覆う)」もの「ろ」。
おび<をび>(帯):「を(上)」に「つける(ふ)」もの。
以上
まだ未解明なもの。(2009年3月現在)
みの(蓑):←みのかさ=蓑で出来た傘(「かさ」は身体を覆うふもの)?
ゆかた(ゆかた):身体(か)にゆったりした(ゆふ)もの(た)?
ふんどし(褌)?
はんてん(半纏)?
ずぼん:すね(脛)を覆うもの?「す」+「ほう」+「もん」かも?。
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