日本語の

                不思議な言い回しのホント意味 

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75)だをま(管を撒く)
ーだ、ーだ、管を撒いてーで、っさとしごとしろー!」なんてセリフよく耳にするでしょ?
似た言葉に、「くだらねーこたーいうな!」なんてのもある。「くだんのごとし」なんて、少し古いけど
セリフもある。この「くだ」てのは何の事なんだろう。
実は、「くだ」というのは原意が不明になってきており、さまざまな漢字があてられ、文章にされてい
るために、いよいよ意味不明になってきている。充てられている漢字を記すと、
だをま:管を撒く
くだらない:下らない
くだんのごとし:件の如し
結論から云うと、「くだ」というのは「口にした事」を意味する。
「く」は「くちのこと」
「だ」は、「た」の音変化したもので、場所を意味する。「ど」と同義語彙要素である。
少しだけ例をあげると、
「だ(抱く)」:在る場所に所在させる。「く」は毎度出てくる「変位、変形、変質をもたらす行為」
「うにだ」、「むにだ」のように具体的な場所を併記するのが正しい。
地名でも多用されている。「うだ(宇陀)」は奈良の南の高地(う)の地名である。
両方合わせて、だ」は「くちにする」ことを意味する。すなわち「発言」、「コメント」のこと。
じゃー、「ま」ってのはなんじゃろ。
これについては、紹介論文の「久佐麻久良(草枕)の新解釈」に詳しく述べていますので時間があっ
たらご一読ください。簡単に云うと、「間く」で「ある場所に置く、所在させる」事を意味します。
例をあげるなら「ねをく(種を蒔く、間く)」です。
だをく」は「いろんな事を色々口にする事
参考に、
「くだらない」は「口にするほどの事(くだ)でも無い(ぬ)」
「くだんのごとし」は「(すでに)説明したことの通り」
を意味します。
でしょ?
以上
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