| 日本語の
不思議な言い回しのホント意味 |
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７６）だっこ（抱っこ）
日常的には赤ちゃんを腕の上や胸の上に抱く事を意味します。（「当たり前じゃん」なんて言わないで）
厳格には「うでにだく（腕に抱く）」と云います。
で、「だく」ってのは元々の意味は何だろうか。
これも再三取り上げ説明してきたが「だ」は「ど」と共に、在る特性の場所を意味する語彙要素なので
す。場所の事は、元々は、「た」と云います。いわれは未解明ですが、限定的な意味で用いる場合は「だ」
とか「ど」と変化するようです。地名で「えだ（荏田、江田）」とか「えど（江戸」とか用いられています。
「く」、これも再三取り上げ、説明してますが、「変位、変質、変形を伴う行為」を意味する語彙要素。
あわせて「だく」は「在る場所に置くないし所在さす、する」事を意味します。
「だく」だけでは意味をなさないのです。
厳格には、「腕に抱く」、「胸に抱く」のように「だく」場所を明示する必要があるのです。
ついでながら、
「すだく(集く)」虫の声：巣に居る虫の声。漢字は意味不明の当て字。
「いだく(抱く)」：「い」は何度も採り上げてますが、「生きざま、心意気」のこと。心（の底）に持つ事。
「い」は強調を意味するなんて説明が在りますが、論旨不明の解説。
「ゆだく（ゆがく）（湯がく）」：湯につける事。
などが在ります。
以上
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