日本語の

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83)おだて(煽てる)
よく使う言葉でしょー?「おだてにやーのらねーぞ」とか、「おだてて喜ばしておけ」
なんて、あまりいい事には使わないですよね。
結論から言うと、みなさんご存じの様に、言葉巧みにある人を「たいしたもんだ、すごいねー」と
持ち上げることなんですよね。その行為を「おだてる」という。
どうしてそういうんだろうか。
いつもの語彙要素(言葉の要素)から考えると、簡単簡単。
「お」は上位、優位を意味する。地勢的には「おか(丘、岡、陸)」の「お」に相当する。
「だ」は場所を意味する。「たつ(立つ)」の派生語と考えられる。「た」は「あし(足)」のこと。
「おだ」は「高いところ」を意味する事が分かる。
「うだ(宇陀)」とか「おだ(小田)」なんて地名が沢山ある。
「てる」は「たる」と同じ概念を持つが、「ある場所を占める」ないしは「ある状況に在る」ことを
意味する。
「ひがてる」:太陽の光が在るものにあたっているさま。
「ほてる(火照る)」:焚火などの火が、顔にあたって、熱く感ずるさま。火が在るように感ずる。
あわせて、
おだてる」は「おだ」+「てる」で、「高い場所(おだ)」に「置く、状態にする(てる)」事になります。
云いたい事は、それぞれの言葉の要素とその成り立ち。
面白くも無いかもねー。
以上
 
本文
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