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97)かんなづき(神無月)
9月と思っていたら、もう10月です。あちこちの村から神楽(かぐら)交じりの太鼓やら笛の音が聞
こえてきます。10月はお祭りの季節ですねー。おみこしを担いだり、太鼓の山車をひっぱたころが思い
出されます。
でもー、お祭りをやるのに「かんなづき(神無月)」ってのは主役(神)不在での行事ということにな
り「変だねー」と感じます。
昔から、「神無月という呼びは、神様が出雲に参集しお祈りをするので、出雲以外では神不在」というこ
とで「神無月」と呼ばれるのだよ、と教わってきた。が、やっぱり不自然。神がいないのにお祭りか?
実はこれもあてた漢字が不適切で、その漢字を前提とした解釈論が先述の解釈となっているのである。
じゃ、なんとする?答えは「かんなづき」は「神成月」。すなわち、「神が所在する月」。
 ついでながら「成す」の意味に「無し」をあてた為の意味不明語がたくさんある。別稿「水無川」をご
参照ください。他に「山梨(山成す)」などもあります。
「出雲に集結している月」という解説は何を根拠にしているんでしょうか。
 
以上
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